世界は、もっと面白くできる
現代社会は急速に変化し、多様なスキルや知識が求められています。学校での学習は基本的な知識を提供する一方で、それだけでは対応しきれない課題や機会も存在します。これまでの日本の教育では、他人と同じである事が重要であり、個性を尊重し切れていない部分がありました。
サクラテンペスタでは、STEAM(Science-科学, Technology-技術, Engineering-工学, Arts-芸術, Mathematics-数学)やビジネスの知識を活用し、次世代のリーダーやイノベーターを育成する教育を提供しています。私たちの使命は、若者たちが変化を楽しんで、新しい可能性にチャレンジし、失敗から学ぶことを恐れないようにすることです。
新しいことを始める人が少ない日本社会
(出典)文部科学省 科学技術・学術政策研究所、「科学技術指標2022」を基に、特定非営利活動法人サクラテンペスタが加工・作成。
文部科学省の報告によれば、日本の開業率は諸外国と比べて低く、この事態には複数の要因が関与しています。その中でも、日本独特の保守的な雰囲気や根強い安定志向が一因として挙げられます。日本の社会では、伝統や安定を重視する傾向が強く、失敗を恐れたり、新しい挑戦を避ける傾向が見られます。この保守的な雰囲気が、起業家精神の育成や新しいビジネスの創出を阻害している可能性があります。
また、ユニコーン企業の数も極めて少ないことが指摘されています。アメリカが495社に対し、日本はわずか5社という極端な差があります。この差は人口比を考慮しても大きく、日本のビジネス環境が革新的なスタートアップの育成に適していないことを示しています。せっかく保守的な雰囲気を打ち破って新しい事業を始めても、それが大きな成果として表れにくい状況があることを意味します。
このような状況下では、日本のビジネス文化や社会が変革やリスクを恐れ、伝統的な価値観や慣習にとらわれていることが窺えます。この保守的な傾向が、新たなビジネスの創出や成長の障害となっている可能性があります。
悲観的な若者
日本財団『18歳意識調査』調べ
日本財団が18歳を対象に行っているインターネットアンケートの『18歳意識調査』によると、「多少のリスクが伴っても、新しいことに沢山挑戦したい」と「多少のリスクが伴っても、高い目標を達成したい」という2つの項目で、日本の若者が最下位となっています。これは、日本の若者がチャレンジに消極的であることを示しています。
また、「自分の国の将来について」という項目で、対象国内で日本の若者が「良くなる」と回答した割合がもっとも少なく、「悪くなる」と回答した割合がもっとも多いことも明らかになっています。これは、若者が日本の将来に対して希望を持てていないことを示しています。
このように、日本の若者がチャレンジに消極的で、将来に対して悲観的という状況にあります。
VISION&MISSION
私たちは、新しいことに保守的で、悲観的な若者の多い日本を変えるため、以下のビジョンとミッションを掲げて活動しています。